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ヨックモックミュージアム、情報公開!


栗田祥弘建築都市研究所が建築の設計監理をさせて頂き、運営デザインも関わらせて頂いた美術館が本日から情報公開をおこなうこととなりました。


名称は「ヨックモックミュージアム」でピカソのセラミック(陶器)を中心に展示をおこない、アートセッションなどのラーニング部門も強化し、1階には中庭のあるカフェも併設しています。グランドオープンは10月25日(ピカソの誕生日)を予定しています。

ヨックモックグループは「菓子は製造するものではなく、創造するもの」という思想を受け継いできました。その「創造」と「菓子に合うもの」という2つのキーワードからピカソのセラミックにたどりつきコレクションを30年以上かけて進めてきました。ヨックモック2代目藤縄利康会長の先代からの思いをこのヨックモックミュージアムにぶつけています。


自分達も敷地探しから藤縄会長と2015年からご一緒させて頂いています。 敷地は、当初はピカソがセラミック製作を始めたフランスのヴァローリスのような緑あふれる山地をイメージしての軽井沢だったり、ピカソの晩年のアトリエがあったコートダジュールの海岸線の光や空をイメージして熱海や葉山など、時間をかけて検討しました。しかしいろいろと考えていく中で、「市中の山居」という千利休の茶室の言葉のように、都市の中でそれらの光、風、緑を生かして作る美術館の方がより強度があるのではないかとなっていきました。結果、ヨックモック本店からも近い南青山の住宅地に家に友人を招くようにお迎えするというコンセプトでこの敷地を選んでいます。建築も2階建ての小さなボリュームが組み合わさった家型として、中庭を介して光、風、植物を感じられます。素材もピカソのセラミックやお菓子の様に焼き物にこだわりました。屋根はピカソがセラミック制作をしていたコートダジュールの瓦ディテールをオマージュし、床や壁は陶芸窯で使われている耐熱レンガをイメージしています。


ピカソのセラミックは自然光で見ると、色彩がとても鮮やかに見えるのが特徴です。 2階の展示室は中庭などからの自然光をふんだんに取り入れた開放的なスペースとして作品のポテンシャルを引き出しています。地下の展示室は逆に光を調整し、企画に沿って絵画や版画なども併せて紹介できるようにしています。1階中庭に面したカフェはグッズショップやライブラリーも併設し、展示室を介さずに誰でも自由に出入りできます。カフェや展示室はアートセッションやレクチャーの場にも臨機応変に入れ替わり、驚きと発見に出会えるよう工夫しています。


栗田祥弘


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