土佐くろしお鉄道中村駅 (高知県四万十市)

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ローカル鉄道駅の「お客様の待ち時間をどう刷新するか」が競争力向上に欠かせないと考えた。少子高齢化で利用客が減少し続ける当駅には未来永劫、自動改札機の導入計画がないため、改札口という境界を取っ払い、広場〜駅舎〜ホームを駅の内と外が境界を超えて公園のように利用して頂けるよう、地場産ヒノキ材フローリングで演出した。

駅前広場を望む待合室には、柔らかなヒノキの間接照明を設置し、ひとりひとりの顔の肌がキレイに見えるよう演出した。学生、お年寄、観光客それぞれの時間が共存できるよう、自習できる勉強机や縁側ベンチ、商品棚+室内灯を一体化した大型家具を配置した。都市部の駅では真似ができない、ローカル鉄道駅ならではの新しい居場所を提供している。

地方都市では、大型商業施設や道路の整備が急速に進み、昔ながらの商店街がシャッター通りと化し、人の顔が見えなくなっている。見知らぬ人とコミュニケーションできることが「公共の精神」のひとつとすれば、旅人が行き交う鉄道駅は地方都市にとって最後の希望だ。

活き活きとした表情に溢れた駅を目指して、「見る/見られる」空間をローカル駅に実現し、毎日大切にご利用頂いている。

 

/// 受賞

・Brunel Award 2014 受賞

・JSCE土木学会デザイン賞2012:最優秀賞

・日本木材青壮年団体連合会第14回木活用コンクール:最優秀賞・林野庁長官賞

・第5回キッズデザイン賞ユニバーサルセーフティ部門受賞

・日本産業振興会グッドデザイン賞:グッドデザイン特別賞・中小企業長官賞

・国土交通省 日本鉄道賞:特別表彰 地方鉄道駅舎リノベーション賞

・日本商空間設計家協会JCDアワード:新人賞

・高知県建築設計監理協会 高知県建築文化賞:審査員特別賞 他

 

 

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    © 2014 Yoshihiro Kurita, Architect & Associates / nextstations / cut / Support team for Hisanohama Ohisa in Fukushima 

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